合併人事: 二十九歳の憂鬱 (幻冬舎文庫 え 6-2)

著者 :
  • 幻冬舎 (2008年8月10日発売)
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本棚登録 : 269
感想 : 31
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どうせ人生の何分の一かは働くための時間になるのだから、楽しくやりがいのある仕事がしたい。
同じ日本人であるのに、合併後の出身母体が権力闘争に影響するのは何だか馬鹿馬鹿しく思える。

部下をいじめ、ついに自殺者まで生んでしまう銀行・・
ストーリーは多少大げさかもしれないが、現実的にパワハラは今の会社にも存在してる・・。

出世欲の強い男が、オレには妙にせせこましく見える。
それはオレがサラリーマンとして生き抜いていく覚悟が無いからだろうか。
また女の人には、役職にこだわる男の感覚って理解しがたいものなのだろうな。
この小説の読者は、どのような感想を得るのだろうか。

途中、結構ハードな性描写があるが、要らなかったかも・・。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 中年男性オススメ
感想投稿日 : 2008年8月28日
本棚登録日 : 2008年8月28日

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