世界一ばかなネコの初恋

  • 平凡社 (2011年3月11日発売)
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本棚登録 : 61
感想 : 11
4

絵描きさんの「わたし」が飼っているおばかなネコの話。
ネコ…うん、ネコ。
疑問を挟む余地なくネコと言いきってるからネコ。
「わたし」はおおざっぱな人っぽい。

ネコが大きくなりすぎて引っ越した先で、ネコは恋人とであう。
そんなふたりを描く「わたし」
筋はないけどかわいくてしあわせ。
最近さみしい子の絵本をたくさん読んだから、思いっきり幸せそうなのを読んでほのぼのした。

絵が楽しい。これも絵を読む練習によさそう。
絵の中にヒントがちゃんと入ってる。
たとえば「わたし」がどんな人かってことが、本人の登場前にちゃんと想像できる。
フランスの本ということで背景の選び方、鳥や遊びやベリー摘み、カタツムリなんかが異文化で面白い。
パロディがいろいろ入ってるんだけど、あまりわからなくて残念。
知識があったら楽しいだろうな。

最後の未刊の本紹介で笑ったんだけど、既刊は本物。あれ?未刊ってほんとに未刊?空想じゃなくて?
どこまで本当かわからないのもまた魅力。
既刊の分は読みたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童書・絵本
感想投稿日 : 2013年1月31日
読了日 : 2013年1月30日
本棚登録日 : 2013年1月31日

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