オカルト脳、BL脳でもって蒸発の理由は想像はできる。話しても無駄、自分がいなくなっても大丈夫、とかそんな経緯じゃないかと。そこから総崩れしてしまうひとりの人間を、小学生の視点を通すとあまりに理不尽。
ラストで語られる成長した主人公の独白は、純粋そのもので無邪気な残酷さがありました。好きな人に起こることはすべてが素晴らしく思える。あぁ…
アホな追記:
中島敦の山月記を読み直し…。蒸発したこの父親のことを思い出しました。山月記スピンオフ的に見ると李徴(トラ)が格好良いので袁傪は付いて行ってしまった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2019年5月15日
- 読了日 : 2019年5月15日
- 本棚登録日 : 2017年7月25日
みんなの感想をみる