残されていれば長崎の原爆ドームとなっただろう浦上天主堂。それが取り壊され、新たに建て直された経緯を追ったノンフィクション。
趣旨や情熱は伝わってくるが、ただ結論的には推測のみで、なにも証明されていない。取り壊しにはアメリカの意向か絡んでいた、という形跡があることはわかったが...今ひとつ消化不良気味。
ただし、いくつかの偶然が重なって長崎の「浦上上空」に原爆が落とされたこと、「浦上」は日本のカトリックの聖地的な場所だったことは覚えておく必要があるだろう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2013年9月9日
- 読了日 : 2013年9月7日
- 本棚登録日 : 2013年8月14日
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