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ベスト&ブライテスト 中 (朝日文庫 は 18-2)
- デイヴィッド・ハルバースタム
- 朝日新聞出版 / 1999年6月1日発売
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ベスト&ブライテスト 下 (朝日文庫 は 18-3)
- デイヴィッド・ハルバースタム
- 朝日新聞出版 / 1999年6月1日発売
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ベスト&ブライテスト 上 (朝日文庫 は 18-1)
- デイヴィッド・ハルバースタム
- 朝日新聞出版 / 1999年6月1日発売
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戦争とたたかう――憲法学者・久田栄正のルソン戦体験 (岩波現代文庫)
- 水島朝穂
- 岩波書店 / 2013年6月15日発売
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最近感じる右への傾斜。
田母神が若年層から一定の支持を得ている現在の状況。安倍首相の右傾化路線。
今こそ戦争体験者の声を真摯に受け止めるべきだと思う。久田はルソン戦で生き残った憲法学者だ。
彼は言う。ルソン島で死んだ兵士たちは無駄死にだったと。私のまわりで死んでいった兵隊は、こんな馬鹿な戦争で死ねるかといって死んだ、と。あの戦争を美化することは許されない、と。そして、そういう「無駄死に」させた者たちの責任を追求する。
2014年3月6日
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麒麟の翼 (講談社文庫)
- 東野圭吾
- 講談社 / 2014年2月14日発売
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加賀さん、やっぱりいいなぁ。優しく強い。
「殺されても仕方のない人間なんて、この世に一人もいません」とか「もし世の中を甘く見ているのなら安心だ。どこにも光がないと絶望しているほうが余程心配です」とか、心に響く言葉がいっぱいです。そして最後は泣いてしまいました。
2014年2月20日
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田中正造――未来を紡ぐ思想人 (岩波現代文庫)
- 小松裕
- 岩波書店 / 2013年7月18日発売
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少し前、話題になった田中正造という人はどういう人なんだろうか?とふと手に取った本。
言うまでもなく足尾銅山鉱毒事件で被害地となった谷中村に住み、
経営主である古河(現、古河機械金属株式会社)や時の政府と、住民とともに闘った人。
天皇への直訴でも有名。だが、天皇直訴のみが注目されていて、彼の思想は現在は語られるのは少ないのではないだろうか。この本は「直訴」にはほとんど重きをおいておらず、彼の思想を体系立てて紹介している。
彼の思想・言葉は3.11以降の日本においても十分示唆に富んでいる。
2014年2月17日
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ジェノサイド 下 (角川文庫)
- 高野和明
- KADOKAWA / 2013年12月25日発売
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2014年1月21日
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ジェノサイド 上 (角川文庫)
- 高野和明
- KADOKAWA / 2013年12月25日発売
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99歳一日一言 (岩波新書)
- むのたけじ
- 岩波書店 / 2013年11月21日発売
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反骨のジャーナリスト、むのたけじさんの言葉集。
聴くべき言葉がたくさんあり、自分の足元を見直しながら読んだ。
「まず自分を愛する」こと。それが大切。
99歳を迎えるむのさんの言葉たちは、その年齢に裏打ちされた迫力がある。
2014年1月14日
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丸山眞男: リベラリストの肖像 (岩波新書 新赤版 1012)
- 苅部直
- 岩波書店 / 2006年5月19日発売
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知の巨人・丸山眞男氏の思想の変遷を追った入門書とも言うべき本。
リベラリストと言われる彼の思想はどのようなものであったか。
生い立ちから晩年までが網羅的に描かれている。
かなり客観的に彼の思想を語っているため、イデオロギーを問わず、「丸山眞男」を知りたい人には良い本だと思う。
2014年1月11日
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戦争報道の内幕: 隠された真実 (中公文庫 ナ 2-1)
- フィリップ・ナイトリー
- 中央公論新社 / 2004年8月1日発売
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よく「報道の中立性」ということを言われるが、本当の中立報道など存在はしない。
特に戦時下では、どの国でも政府・軍による規制・検閲が顕著になり、中立的な報道は難しい。
また「どちら側から」報道するかによっても報道内容は違ってくる。
本書ではクリミア戦争からベトナム戦争までの従軍記者がどのように戦争を報道したのかを振り返る。
翻訳のせいか、少々読み辛い本でしたが、戦争報道がいかに難しいかを考えさせられました。
2013年12月26日
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福島 原発と人びと (岩波新書)
- 広河隆一
- 岩波書店 / 2011年8月20日発売
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3.11後、すぐに現地に入ったジャーナリスト、広河隆一氏のルポ。
直後の現場の状況やいかに現地で情報制御されていたかがよくわかる。
避難時の対応などチェルノブイリとも比較し、政府・東電が後手後手に回っているさまがよくわかる。
さきに読んだ原発収束作業日記では原発現場の内側からの状況が分かったが、外ではどうだったか。 合わせて読むと、全体が見えてくる。
2013年11月27日
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福島第一原発収束作業日記: 3.11からの700日間
- ハッピー
- 河出書房新社 / 2013年10月23日発売
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3.11以降の福島第一原発収束に携わってきたハッピーさんのツィートが本になった。
ここには原発収束の現場の生の声がある。
政府や東電発表と現場作業員の直面する現実との乖離。今なお収束という言葉とは程遠い現場。
是非安部さん始め自民党の「先生」方や東電のお偉方に読んでいただきたい。
2013年11月25日
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ルポ改憲潮流 (岩波新書 新赤版 1014)
- 斎藤貴男
- 岩波書店 / 2006年5月19日発売
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護憲の立場から現在の改憲へと着々へ進行している政治状況、世論のルポ。
若干遠回し的な表現や、分かりづらい部分はあるものの、右傾化へのカウンター的な本として、
鋭く現在の状況への警鐘を鳴らしている。
2013年11月18日
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希望は絶望のど真ん中に (岩波新書)
- むのたけじ
- 岩波書店 / 2011年8月20日発売
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反骨のジャーナリスト、むのたけじさん。
終戦時、朝日新聞記者だったが、終戦の日、朝日を辞められた。 戦時中の朝日新聞の報道の在り方に対して、それが彼のケジメだった。
日本はこれまで、自ら敗戦のケジメを付けることなくここまで来てしまった。そのことを強く語っていらっしゃった。 現在98歳。今なお反骨のジャーナリストだ。
2013年11月13日
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反骨のジャーナリスト (岩波新書 新赤版 808)
- 鎌田慧
- 岩波書店 / 2002年10月18日発売
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この人をジャーナリストに括ってしまうのか・・・という人もいないではないが、共通しているのは「反骨の人」であった、ということ。 そして、発信の場を自ら作っていった人たち、というのも共通項。
現在においても十分示唆に富む本だと思いました。
2013年11月9日
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殺戮にいたる病 (講談社文庫)
- 我孫子武丸
- 講談社 / 1996年11月14日発売
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騙された・・・。でも1度読んで読み返す気が起こらない。
図書館で借りて正解w。
2013年11月6日
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ロックで独立する方法
- 忌野清志郎
- 太田出版 / 2009年7月29日発売
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忌野清志郎の自叙伝的な内容。
最近のロックは誰それが何万枚売れたとか、数値でしかニュースにならない。
曲自体や曲の内容がニュースになることはない。それで、ほんとに満足なのかね?
というのが印象的。自分はバンドマンだと言う清志郎。今も清志郎の曲は生きている。
2013年11月1日
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忌野旅日記 (新潮文庫 い 42-1)
- 忌野清志郎
- 新潮社 / 1993年5月1日発売
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忌野清志郎の交遊録。
個人的にはタイマーズの話が一番面白かった・・・。
最近は忌野中毒ですw。
2013年10月29日
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旅の途中 ジャーナリストとしての私をつくった39人との出会い (朝日文庫)
- 筑紫哲也
- 朝日新聞出版 / 2013年1月4日発売
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なんと幅広い人脈なのだろう。筑紫さんのお人柄がわかります。
どれもこれも印象深いエピソード盛りだくさんだが、特に頭に残っているのは、 豊平良顯氏の言葉。
「一方に圧倒的な権力を持つ統治者がいて、他方に基本的な権利を奪われている被統治者がいる。その双方の言い分を平等に並べて伝えることのどこが公正なのか。圧倒的に弱い立場に新聞が立つことが、この不均衡を少しでも改めることに役立てば、それが公正というものではないか。」
折りしもこれを読み終えた日の週刊金曜日は筑紫哲也さんの特集。
2013年10月26日
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評伝斎藤隆夫―孤高のパトリオット (岩波現代文庫 社会 154)
- 松本健一
- 岩波書店 / 2007年6月15日発売
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政治家・斉藤隆夫の生涯を追った書。
2・26事件の後にした粛軍演説は有名。その後、日中戦争の際の反軍演説も大拍手のうちに終えたが、その数日後、除名となる。
孤高のパトリオットであり、戦前には稀有なリアリストだった。
ナショナリズムとパトリシズムとは違う、とは筑紫哲也さんも言っていたが、斉藤は全くのパトリオットだった。 そして、政党政治の完遂を目指す首尾一貫した人だった。政党は民の声の代表でなければならない、という信念。演説の中からひしひしと伝わってくる。
2013年10月18日