「トキメキがほしい。恋がしたい。」
そう言った私に、会社の先輩が教えてくれた本。
この物語の主人公たちが高校生だと考えると、
なんとませた女の子たちなんだ、と思う人もいるかもしれない。
実際、高校生だった自分自身が、こんなのあり得ない!と敬遠した記憶がある。
ただ、なんてもったいないことをしたの!当時の私!と言いたい。
ここに描かれているのは、
とても素敵な女の子たちの物語。
読んでいるだけで、甘い匂いが香ってくるよう。
全8話。一話読み終わるごとに本を閉じ、物語を噛みしめながら読み進めた。
恥ずかしながら、今30代だけど、
この小説を読んで、こう感じるようになれただけ、
高校生の自分よりは成長できているのだろう。
解説の堀田あけみさんの言葉にも、背中を押される。
「この物語に心を震わせることのできる素敵な人である限り、順番は巡って来ると思います。」
毎日を大切に生きていこう。
今は、恋に落ちる準備をしよう。
いつでも恋に落ちることができる、その自信をつける時間なんだ。
そう思える作品です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2020年4月5日
- 読了日 : 2020年4月5日
- 本棚登録日 : 2020年4月5日
みんなの感想をみる