後編になって、多少は前巻よりも展開は分かりやすくなったが、どうにもこうにも面白くなく、感情移入がしにくい作品だった。そもそも大量消費的に量産されたシリーズの中で、本シリーズが一番、本家本元とかぶっていて、本家本元が大いなる陰謀を扱い、本シリーズが小粒な悪党を相手にするため、ストーリーが勢い、謎とき的な展開になり、そのため他の別のシリーズに被るという感じで、どうにもこうにも座りが悪い。ついでに本作は悪党の動機も企みも不明確で、謎も謎とは言えないご都合主義的な展開で主人公に都合よく話が進み過ぎるのが鼻につく。あまりお勧めはできない。
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- 感想投稿日 : 2012年7月24日
- 読了日 : 2012年7月24日
- 本棚登録日 : 2012年5月31日
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