図書館で見つけ、これは2週間では無理だな、と思って買った本。結局半年以上かかって読了。いい歳こいて恐縮ですが、未だに自分が何者なのか、よくわかってません。「かうして日本は右から左へ、左から右へと、ひどいジグザグ・コースを辿つてばかりゐて、なかなか埒があかないのだ」(福田恆存)。その揺らぎは今後も感受性というか、少しでも考えることで鎮めていくべきかなと考えています。内村鑑三を評して「彼はみずからの信仰を守っただけであり、他人の信仰や日本そのものを否定したつもりはなかったはずである」とあります。僕は多分自分の信仰を持つ気もたいしてないし、他人も否定はしたくなくて、自己防衛的にその違いと共存する道を探ってるだけかもしれません。
読書状況:読み終わった
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教養
- 感想投稿日 : 2016年8月21日
- 読了日 : 2016年8月7日
- 本棚登録日 : 2016年8月7日
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