野田カヲルとその一族の恋を描いた「無限カノン」の最終章。
がらりと変わって50代になったカヲルの一人称で描かれる。不二子との永遠の恋を抱えたまま、なぜか底なしのメランコリーだけがあるエトロフへ旅に出たカヲル。
第一部、第二部に比べて観念的で、ちょっと退屈してしまった。しかし逆に第一部、第二部が苦手だった人はこちらの方が好きになるかも。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
島田雅彦
- 感想投稿日 : 2012年9月25日
- 読了日 : 2007年3月31日
- 本棚登録日 : 2012年9月25日
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