圧巻の上橋ワールド、ありがとうございます。
上橋さんの作品はものすごく明るいとかではなくて、むしろ暗い。でも、その暗さや登場人物の苦難が、想像の世界にリアリティをもたせているんじゃないかと思う。
ラストに何があったかをあえて書ききらず、読者の想像に任せるのはずるいよなぁ〜。余韻に浸っちゃうじゃん〜。
話の密度はとても濃い。無駄なことは書かれず、もうちょっと詳細があってもいいかな?と思うくらいで、どんどん話が展開していく。
最初は小夜と小春丸の恋愛の流れになるのかと思っていたら全然違った。
人間に恋をする狐の野火が非常にかわいくて推せる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年1月18日
- 読了日 : 2023年1月18日
- 本棚登録日 : 2023年1月18日
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