狐笛のかなた (新潮文庫)

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著者 : 上橋菜穂子
  • 新潮社 (2006年11月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101302713

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狐笛のかなた (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 呪者に呪力を授けられた霊狐・野火。

    人の心の声を聞く能力を持つ
    12歳の少女・小夜。

    屋敷に閉じ込められている少年、小春丸。


    やがて敵対する国同士の
    領土争いに巻き込まれていく
    小夜たち。


    古き良き日本の風景や
    和の心を感じさせる
    冒険ファンタジー。



    いやはや
    上橋さんの作品は初めてだったけど
    美しい日本語で綴られた
    哀と死の物語に、
    寝る間を惜しんで読みふけるほど
    かなり引き込まれました。


    なんと言っても
    自分を助けてくれた小夜に
    密かに恋焦がれる
    特別な力を持った狐、野火の心情が
    なんとも切ないのですよ…(>_<)
    (小夜と野火の仲をサポートし後押しする鈴姉さんのキャラがまたカッコいいのです)


    そして次第に心惹かれていく
    一人と一匹。

    倒さねばならない敵同士。


    生まれたところも生きる場所も違う
    小夜と野火の恋情は
    まるであの
    「ロミオとジュリエット」を彷彿とさせて
    哀しくも美しい。


    命の儚さとその価値を知り
    少女は戦うことを誓い、

    狐は少女の喜ぶ顔を見るためだけに
    自らの主に反旗を翻していく…


    もともとこの小説は
    児童書として書かれたそうだけど、
    子供の頃にこの作品を読めた人が
    ホンマ羨ましいって思う。

    けれど児童書は
    決して子供たちだけのものではないんです。


    絵本や児童書を大人が読んで
    心が救われたり、

    現状を打破する
    ヒントを貰ったりって
    実は結構あるし。


    簡潔にまとめられた文章だからこそ
    受け取る側の心のあり方によって
    違う感想になるし、
    想像力をかきたてられる
    児童書という存在。

    子供に響く話は
    実は大人にも確実に響くんですよね。



    果たして小夜の思いは届くのか?


    「何かを得る者は
    何かを失わなければならない」という
    人生の真理を教えてくれる
    切なく胸を打つラストは
    少しほろ苦いけど、
    自分は断然支持します。

  • ぬおおおおおお!すごい良かった…!
    相変わらずご飯がうまそうなんですけど。風俗描写が細かくて、本当に、どうやったらこんな話が書けるのだろう?と途方に暮れています。
    闇ノ戸を閉じるシーンがとても美しくて、いいなあ。
    野火と小夜の心のふれあいがいとしくていとしくてならない。そして玉緒が大好きです。
    野火も小夜もまっすぐで感情移入しまくりました。
    小春丸が呪いを自分で増幅させているところは胸が痛かったです。
    異種族同士のふれあいが大好きな私には最高に大好きなお話となりました。息もつかさず読みました。ラストシーン、素晴らしいです。

    レビューを読んで。私はこれ以上ないハッピーエンドだと思ってしまったのですが、切ないエンドだとおっしゃる感想になるほどなぁ…と思いました。他の人の感想って面白すぎる。

  • 『獣の奏者』を読んだ時、この人の中で死はバッドエンドを意味しないのだな、と感じた。

    本作も、終わり方は決して晴れやかなものではなく、どちらかというと断たれてゆく哀しさに満ちている。
    でも、それはバッドエンドではない。

    特別な能力を持つが故に孤独である小夜とエリンの立ち位置は非常に似ている。
    二人とも、自らを犠牲にしても遂げたい何かがあり、一途に純粋にそれを貫く。
    そうして、その何かには、必ず生き物との情•絆が濃く存在している。

    この純粋さに、私はたまらなく惹かれてしまうんだなあ……。

    小夜と野火の想いの強さには誰も勝てない。
    野火が人間と狐を行き来する、曖昧さの描写がすごく良かった。
    使役する者とされる者の危うさもしかり。

    だから二人が良しとする結末であれば、もうそれでオールオッケー!なのである(笑)

  • 再読。大好きな本です。

    <聞き耳>の力を持つ少女と、主に使い魔として縛られる霊狐。
    何度読んでも小夜の優しさ、野火の強さに胸を打たれます。

    児童文学とはいえ、こんなにもドキドキする恋愛は珍しいのでは?(笑)

    子狐の頃、自分を守ってくれた少女をずっと見守ってきた野火。
    いつも、ピンチの時に現れる少年の正体が分かった時に、
    自然にそれを受け入れる小夜の大らかさにも、じんわりきます。

    切なく、温かく、ラストは思わず涙腺が緩みます。
    「終章 若桜野を」が大好きです。

  • 友達に絶対好きだよ!と言われて読んだ1冊。小夜のぶれない信念や強さ。野火の小夜を思う優しい気持ち。涙なくして読めません。読後はほっこり、満たされた気持ちになります。大好き!

  • うーん、爽やかというか素敵なお話だった。優しい気持ちになれる本。日本昔ばなしみたいな、和物ファンタジー。
    上橋菜穂子さん初読みです。とにかく綺麗の一言。流れるようにさらさらと情景,言葉が目に入ってきます。読み始めてすぐに物語に入り込めました。この導入でサラッと入り込めるのは何なんでしょうね?逆に入り込めない本って何がちがうんだろう?

    野火の純粋さ、ひたむきさには本当に心打たれた。同じく周りの動きに翻弄されながらも自分を見つめ行動する小夜の戸惑いと優しさと野火への思い。後半、「野火と小夜」の章からは、何度も涙ぐみ涙ぐみ。
    前半は良くできた童話だ、子供に良いよね、と思いながら読んだけど、いやもう最後にはドップリ満喫。でも、やっぱり子供時代に読むのが良い気がするなあ、これは。ひたすら素直に相手のことを思う、そのことを感じられる本だと思う。

    読みやすさのせいか、ちょっと物足りなさを感じたのも事実。まあ、これもケガレタ大人の心持ちのせいか・・・。
    敢えて愚かな選択をしてしまう、、鈴の諭すような話がまた染みる。

    ちょうど「秒速5センチメートル」を読み終えた後。若桜野の桜にそれぞれの想いというか、ホッとした幸せを感じる。ほんと日本人って桜に想いがこもるね。
    最後は野火、小夜、小春丸の三人で胡桃餅を仲良く食べるシーンが見たかったかなあ・・・

    良い本が読めたなー、と素直に感謝。

    終章のページがすごい少ないのにビックリ。え?え?え?と読み直してしまった。

  • 本を読まない人をかわいそうだなと思うのは、文字を追い、ページをめくっていって、最高の物語の中に入り込めた時におこる、全身が総毛立つような感動を味わえないから。

    総毛立つとか鳥肌って本来は恐怖とか嫌悪感による現象にしか使わないみたいですが、本当に視界の端で前髪がちょっと持ち上がるんです。感動して。

    そうなってしまう本はそんなに多くはないんですが、上橋菜穂子さんの作品は打率が高い。

    「獣の奏者」は私の中では鳥肌本の殿堂入りですが、この「弧笛のかなた」も、時を経ても枯れない本になっています。

    ブクログでは見つけられなかったですが、理論社から出ている方の表紙が大好き。

    児童文学という括りになっていますが、風景描写の美しさ、共感を通り越して我が事のように胸を締め付けられる心情表現、大人も存分に楽しめます。

    子どもに薦めるうえで、「獣の奏者」はあの分厚さから、自分の読書力にある程度自信を持っている子どもじゃないと、開いて物語の中にダイブするまでがなかなか難しいですが、「弧笛のかなた」なら壁が低くて、上橋さんの世界を堪能できるかと思います。

    私は理論社版を読んだので知らなかったのですが、他の方が、巻末の解説で、小野不由美さん、荻原規子さんがファンタジー作家の代表として挙げられていると書いてくださってて、すごく頷けました。
    「十二国記シリーズ」「勾玉シリーズ」そして「獣の奏者」が、子どもにお薦めした結果、見事にハマりこんでもらえる鉄板作品なんですよね。

  • 日本のファンタジー。
    小夜は人の心が聞こえる力を持つ。ある夕暮れ、犬に追われる小狐を助けたが、その狐はこの世と神の世の「あわい」に棲む霊狐。二つの国の諍いに巻き込まれ、人の心から生み出された怨みの連鎖によって、傷ついていく人々の心。閉ざされていく世界——若狭野。
    幼い小夜や野火の相手を思う行いが、澱んだ空気を払うかのように弱々しいけれど清々しくて、魅力的である。
    読後感が切なくて、そして優しい気持ちになれる。

  • 上橋さんはなんてすごいんだろう、とつくづく思った1冊。

    たった1冊でまとめられた物語なのに、それぞれのキャラクターに思い入れてしまう。特に子供の時のエピソードは、すごく短いのにそれぞれの優しさや思いが伝わってくる。その後の展開に「小春丸が助かりますように」「野火と小夜が幸せになりますように」と祈るような気持ちになるのも、このエピソードが生きているからだと思った。

    ラストがまた秀逸。
    こんがらがった恨みの連鎖を断ち切った春望の決断は素晴らしかった。

    上橋さんはシビアな話を書くし、野火は最後死んでしまうかなと思っていたので、ラストシーンがより美しく素晴らしく感じた。

  • もう…上橋作品から離れられないなあ。

    この物語には、獣の奏者へと続く多くの要素が見られる。いや、私は獣の奏者の原型だと感じた。

    なぜなら、小夜が選ぶ道は、常にエリンが選んできた道…「生きたい」という思いに導かれて進む道だったからだ。それが結果として哀しい末路であったとしても、思いとは真逆のものが待っていたとしても、小夜もエリンも「生きたい」という強い思いに従って…存分に生きた。

    人はなぜ生きるのかを、上橋作品から少しずつ学ばせていただいている。この普遍的な問いは、苦いものでも難解なものでもなかった。そのことに気づかせてもらいつつある。

    どうやら守り人シリーズを読むことになる日は近いようだ。

    まずは自分の世界で、もう少し生きてみよう。「生きたい」と念じながら。小夜のように。

    読後感、切なくとも淡い喜びに包まれる。いい本でした。

  • 文章を読めば読むほど、自分の奥底にある風景が蘇る気がした。祖母の家の裏にあった山の中で、小さい頃に見た風景なのだと後から思い出した。
    読んでいくうちに、このままちゃんと終われるのだろうかと不安になりながらも、きっちり終わらせてくれた。
    どちらかと言えば多分ハッピーエンド…なのだろうけれど、切なさが残る最後。
    小夜の選択にいろいろと度胆を抜かれながら最後まで一気に読み進めた。
    「終章 若桜野を」には「良かった」と胸を撫で下ろさずにはいられない。
    この章が一番好き。上橋さん独特の、優しさの籠ったもので、読者であった私自身も救われた気分だった。

    野火の純粋なまっすぐさも、小夜の素直で曲がらないところも、玉緒のあの話し方もさばさばしたところも好き。
    もう少し細かい解説が欲しかったように感じられたけれど、それぞれの人物が生き生きとしていて、楽しかった。
    うまく言葉にできないけれど、素敵な本。古本屋には売らずに手元に置き続けると思う。
    時間が過ぎたら、もう一度読み直したい。

  • 確かにあたしの中にもある風景のおはなし。実際に見たことはないけど
    でも日本に住んでいるから見える風景。野火みたいな男のこいいなー
    。まっすぐ。こういう優しい物語は全く違う場所や変わってしまった場所にも溢れてるものだっていう確信があるから不思議だ。

  • 2人の兄弟領主の憎しみ&闘い。

    あわい(神と人間の間)、人間の世界で生きる狐と人間を描いている

    狐火、呪者、守者、武士などがでてくる


    1冊だったので、個々の細かい設定や話しが出てこず、あっという間に読み終える本だった。
    呪者の過去、生い立ち、使える術などが別章で出てきたりしたら、も~~、私はその世界にどっぷりはまってしまうであろうとおもわれる。

    最後は感動です。野火の直向さを信じた小夜。素敵な本でした♪

  • 独特の世界観があり、読後に寂しさと、悲しい終わり方でありながら、主人公達だけの、永遠に続いていくような、希望を持たせてくれる、
    そういう感じを残す作品です。
    二人の世界は、誰にももう邪魔される事がないのが、せめてもの救いでした。

  • 面白かった!「獣の奏者」が面白かったので、上橋菜穂子さんの作品はぜんぶ読もうと思った。やっぱり裏切らない面白さ。ファンタジーが好きになった。1つの土地を巡って憎み合う隣国同士。今の日本に通じるところがあって深い。どうして人は憎しみあうのか。特に近ければ近いほど憎しみが生まれる。近いと自分と比較してしまうからだろうか?

  • あえて愚かな選択をしてしまうって、”ある”としみじみ実感した。
    怒り、悲しみ、苦しみと言った負の感情と無縁でいることは難しいし、その逆の誰かを愛しく想う気持ちもコントロール出来るものではない。
    そんな生々しい感情や人の世の業の只中で、小夜と野火の淡い恋は一服の清涼剤のように爽やかだった。

    小夜と野火の純愛がひたすらに微笑ましい。本文で「好き」とか「恋」と言う単語がほとんど出てこないからこそ、たった一つの「好き」にとても重みを感じた。

    読んでいる途中で、何度か泣きました。野火、なんて健気なの…!

  • 野間児童文学賞受賞作品。
    巻末解説を読むまで忘れていました。
    信じる力vs.怨み疑心暗鬼妬み…
    最後の章を、祈るような気持ちで読み、翌朝は、マブタが腫れておりました。
    幸せに型なんてない。
    自分が一番欲しいものは、過去にこだわっていたら、駄目。
    いつの間にか沢山身に付けてしまった鎧は、自分から脱ぎ捨てたいですね。

  • 上橋菜穂子さんの初文庫本「狐笛のかなた」を読んだ。犬に追われる子狐の描写から物語が始まる。主人公の少女「小夜」は母から受け継いだ特別な能力がため、二つの国の争いに巻き込まれていく。屋敷に閉じ込められている謎の少年「小春丸」と小夜を取り巻く人々との美しいファンタジー。読み終わった後、しばらくの間、淡く柔らかい光の中にいるように感じた。
    また、宮部みゆきの「児童文学」、金原氏による「日本ファンタジー」の解説も興味深い。
    いろんな人にオススメしたい作品です♪

  • 児童文学とあるが、大人でも楽しめる。
    物語の絵を自分なりに想像しながら読むのがよい。

    あまり登場しなかったが、個人的には木縄坊の飄々とした感じが好き。

    読み終わった後、表紙を眺めると感慨深い思いがした。
    幻想的だし、なにより狐の字の一部が三日月になっているのもいいなと思った。

  • 無国籍ファンタジーが苦手でなかなか上橋菜穂子の作品に手が出なかったが、これならと手に取った。
    風景や登場人物が目に浮かぶよう。
    野火の想いの切なさに、やるせない気持ちを抱きつつもラストは清々しくあたたかい。

  • 初めての上橋菜穂子サン。
    入門として狐笛のかなたを薦めてる人が多かったので、最初は絶対に本作からと決めてました。
    結果、大正解!

    上橋サンの和風ファンタジーに惹き込まれ、野火の思いがせつなくて、胸が何度も苦しくなったけど、とても読みやすくイッキ読みでした。
    もっと悲しいラストを想像してたけど、このラストで良かった!
    これから獣の奏者を読もうと思います。

  • 狐の野火と不思議な力を持った小夜の物語。

    獣の奏者と底通しているような、力を持ったものがその力ゆえに悩み、運命に立ち向かう物語なのかな? と思いながら読んでいました。

    ただ、この物語を読み終えて、純粋な澄んだ想いを持った子らが、大人のしがらみの中で必死に生きようとする話なんじゃないかって感じました。

    社会人になったばかりの私は、もう、なるようになってしまえとあきらめてしまいたい自分をもう一度奮い立たせたくなりました。

    純粋な想いが、人を動かす様、信じることで物事が良い方向に動いていく様は、心が洗われる思いがしました。

  • どちらかというと「生き物」というのは
    「死」に近いところで生きていて、
    この危ういところで生きているからこそ
    ああ、「生きてる」んだな…って
    思わずにはいられなくて。
    生きることと死ぬことと
    全部同じところに在るのだよね、と。
    思い出させてくれるような、
    お話でした。

    小さな世界だけれど、
    そこで生きる者にとっては
    大きな世界で。

    最初から最後まで、
    なんだか消えてしまいそうなふたりを
    追いかけて

    なんともいえない
    この、
    優しさなのか悲しさなのかわからない
    気持ちが、入り混じって、
    でも、とてもあたたかな気持ちにもなって…。
    大好きです。

    (サイトでの感想です。)
    https://kotkotri.tumblr.com/post/160118778677/

  • わたしの長編作品の入り口。
    小学二年生の夏にこの本を読んだことによって本の虫と化する運命になった

  • 上橋菜穂子作品は「守り人シリーズ」や「獣の奏者シリーズ」を読んだことがあったけれど、シリーズではないこの本が私の中では一番心に響いた。日本が舞台であることもしっくり来た理由かもしれない。海の向こうからやってきた一族の大朗が言う「この地に生きる魂とふれあう力」を持った物語というところか。長く日本を離れていても、私の根もまた日本にあったのだと思ったりした。

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小夜は12歳。人の心が聞こえる"聞き耳"の力を亡き母から受け継いだ。ある日の夕暮れ、犬に追われる子狐を助けたが、狐はこの世と神の世の"あわい"に棲む霊狐・野火だった。隣り合う二つの国の争いに巻き込まれ、呪いを避けて森陰屋敷に閉じ込められている少年・小春丸をめぐり、小夜と野火の、孤独でけなげな愛が燃え上がる…愛のために身を捨てたとき、もう恐ろしいものは何もない。野間児童文芸賞受賞作。

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