賢者はベンチで思索する (文春文庫 こ 34-3)

著者 :
  • 文藝春秋 (2008年6月10日発売)
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本棚登録 : 898
感想 : 135
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ファミレスでバイトをしているフリーターの久里子。彼女の周囲で起きる謎を、ファミレスの常連・国枝さんに解いてもらいます。
国枝さんは、ファミレスでは普通の老人、という感じであまり声もかけないで欲しい、というのにファミレス外で会うと若々しくて、親しげに接してくる。どちらが本当の国枝さんかわからないけれど、何かと頼りにする久里子。
最後に国枝さんは詐欺師だったことがわかるけれど、誰も傷つけなかった彼に、また会いたい、と思う久里子に共感しました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー(日常の謎)
感想投稿日 : 2017年6月25日
読了日 : 2017年6月17日
本棚登録日 : 2017年6月18日

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