ボクシングに向かう一子は確かに怒っていたのだが、
それよりなにより、
人と本気で触れ合いたかったのではないか。
ひどく惨めに傷ついて、
滑稽なくらいに不器用で、
馬鹿にされたり乱暴にされたりしながらも、
一子が生きていられたのは、
それがすべて、
人と関わった結果だからなのだろう。
そのような生々しさは、
テレビゲームでは体験できないのだから。
*
役者が全員素晴らしい。
安藤サクラが凄まじい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2019年7月16日
- 読了日 : 2019年7月16日
- 本棚登録日 : 2019年7月16日
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