坂道のアポロン (6) (フラワーコミックス)

著者 :
  • 小学館 (2010年6月10日発売)
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本棚登録 : 1331
感想 : 69
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全九巻のこの『坂道のアポロン』ですが、この巻が一番好きです。
淳兄ちゃんの過去、学生運動という時代背景の中、その運動の中で仲間を失い、自分を見失い、失意のどん底にいる時に自分を好いてくれる女の子が若く、財力もあるキラキラした人だっただけに淳兄ちゃんも苦しんだのだと思います。
髪の毛を切った百合香ちゃんのシーンが本当に好きで、そこから一気に百合香ちゃんファンというか、本当に報われてほしいと思うようになりました。
二巻で(なんだこのパイセン)と百合香ちゃんを下に見ていた私が恥ずかしい。
この淳兄ちゃんと百合香ちゃんの恋愛の間で律ちゃんの恋愛も描かれているのですが、ごめんね律ちゃん。
私はそれよりも淳兄ちゃんと百合香ちゃんの駆け落ちシーンで全てが吹き飛んでしまったよ。
あんなに美しいシーンがあるだろうか。
泣いた。
百合香ちゃんの表情、覚悟が全て詰まっていたシーンでした。
もう本当に若い二人に幸あれって感じでした。(誰)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小玉ユキ
感想投稿日 : 2020年10月3日
読了日 : 2020年9月25日
本棚登録日 : 2020年10月3日

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