ベランダ―(決してラベンダーでもガーデナーでもない)がおくるベランダでの植物育生奮闘記。
ある種の病気のように花を買っては枯らしていく。枯れる草花を見て「生命とは何か」「見かけは生きている。しかし中身は死んでいる…植物は不気味だ」と深淵を覗いてみたりしている。
中々に波乱万丈なベランダ―生活である。軽妙な語り口で、花が咲けば喜び、枯れれば親が亡くなったかのように悲しむ。伸び伸び生長していても、一向に実も花もつけない植物には憤りを覚えつつも何故できないのか、と頭を抱える。
ベランダ―にとって植物は、立派なパートナーであると感じた一冊。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
勉強
- 感想投稿日 : 2017年3月4日
- 読了日 : 2017年2月23日
- 本棚登録日 : 2017年2月23日
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