日本中枢の崩壊

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  • 講談社 (2011年5月20日発売)
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確かにこの国の中枢は崩壊しているのだろう。
著者の新自由主義的ないくつかの政策についは異論もあるが、多くについては、なるほどと思う。TPPと農業に関する政策(逆農地改革)や、ダメな企業に退場していただくこと、これらは新自由主義ということとは関係なく、早くそうすべきだと思う。この国の経済の大問題は生産性の低さなのだから、そういう企業、組織には退場してもらうしかないのである。それらの既得権益を守ろうとしていることにこそ問題がある、というのは著者の指摘通りだろう。

 政治家はもう、こんな議論をすることも、未来を描くこともできず、ただ権力闘争するのみか? その権力の正しい行使の仕方も知らずに・・・。

 著者も官僚としては終わったのだから、政治家にもなってはどうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 社会
感想投稿日 : 2011年8月7日
読了日 : 2011年8月7日
本棚登録日 : 2011年8月7日

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