「哀愁の町に霧が降るのだ」「新橋烏森口青春編」「銀座のカラス」「本の雑誌血風録」に続く、椎名、沢野、木村、目黒の物語。今回ようやく野田都知佑とカヌー犬ガクが登場するのであった。
本の雑誌社も登場人物も熱いのだが、文章にたとえば「哀愁の町に霧が降るのだ」の熱さがない。この本の単行本のあとがきに続編を書くと書いておきながら、この文庫版のあとがきには、それについて情熱を失ったようなことが書いてある。たぶんそういうことだろう。目黒が書くしかないんじゃないかな。書いて欲しい、とは思う。
読書状況:読み終わった
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ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2010年11月14日
- 読了日 : 2005年11月13日
- 本棚登録日 : 2010年11月14日
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