織田信長に使い番(メッセンジャー)として仕える武将古田左介は、数寄者(「すきしゃ」)≒茶人でもあった。「この茶器の価値は一城に勝る」ふつうそこまで感動できるか?彼ほどではないが戦国武将たちが≪名誉欲≫にも対等な≪物欲≫によって動いていた、との視点。主人公古田にまさる重要人物が千利休。南蛮渡来まで駆使して全身も部下も軍船も華麗に飾り立てる信長は支配欲権化。魔王のごとき行動力、決断力で数寄者要素は極一部。鎖国以前貿易盛ん。鉄砲が渡来して南蛮商人は鉄砲を自作したのに驚いたが、黒色火薬に欠かせない硝石と奴隷貿易で儲けようとした…やがて自給法が発見されるが、当面は南蛮商人を切れない軍拡対峙状況が続く
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
青年漫画
- 感想投稿日 : 2022年3月15日
- 読了日 : 2016年11月13日
- 本棚登録日 : 2019年4月28日
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