とても怖かった。
本を閉じ、少し経って思考が整理され、
この怖さを知っていると思った。
宗教に入信していくときの心境変化。
夢を見たことがある。
逃げられない状態に置かれ、気づいたときには、
もうここに居よう、ここに居ればいいんだと思っている。
今でも思い出す怖い夢。
この本を読む私は怖さを感じているが、
男はもうあわてて逃げだす必要を感じていない。
ここも、実は何かの本の中かもしれない。
手段と目的が区別されないのは
横に流れる時間を縦に暮すようなものであり、
そうするとミイラになるという。(p.199)
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年10月28日
- 読了日 : 2021年10月28日
- 本棚登録日 : 2021年10月28日
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