居眠り剣法の達人、磐音のシリーズ49作目。
磐音の長年の仇敵だった老中・田沼意次がついに亡くなる。すでに誇った権勢はなく、地位も権力もはく奪された後の死だった。
意次が遺した七人衆、というのが出てくるのだけれど、これまでの作中にその影は片鱗もなく、取ってつけた感がどうしても否めない。この人たちの登場、必要だったか?と思ってしまう。
あとがきで、50作で終えるつもりだったが、1作延びそうだ、と書かれていて、なおさらに「必要?」と感じるけれど、空也の成長や、松平定信の改革の難航を語るのにはこの巻も必要だったのかもしれない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エンターテイメント!
- 感想投稿日 : 2021年5月7日
- 読了日 : 2021年5月7日
- 本棚登録日 : 2021年5月7日
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