「プラナカン」とは、マレー半島のマラッカ、ペナン、シンガポールの3都市で繁栄を極めた中国系グループのことを言う。
裕福で、マレー文化と中国文化、また植民地時代のの西洋文化などを取り入れた、独自の風俗を持っている。
ショップハウスと呼ばれる不思議な形式の住居、イスラム文化ではタブーの豚肉を取り入れた食事、ビーズ刺繍やバティックを用いた鮮やかな衣装、精巧で華麗な美術品の数々など、彼らの文化を彩るのはどれも愛らしく美しいものばかりで、とても魅力的だ。
その文化に魅せられた著者が、旅行者にも親しみやすいようにプラナカン文化を紹介した一冊。ショップリストなども巻末に載っているので、マレー半島に旅するときには一読したい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
旅に出たい
- 感想投稿日 : 2008年11月23日
- 読了日 : 2008年11月23日
- 本棚登録日 : 2008年11月23日
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