マレ-半島美しきプラナカンの世界 (私のとっておき)

  • 産業編集センター (2007年7月1日発売)
3.81
  • (11)
  • (5)
  • (15)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 88
感想 : 12
3

「プラナカン」とは、マレー半島のマラッカ、ペナン、シンガポールの3都市で繁栄を極めた中国系グループのことを言う。
裕福で、マレー文化と中国文化、また植民地時代のの西洋文化などを取り入れた、独自の風俗を持っている。
ショップハウスと呼ばれる不思議な形式の住居、イスラム文化ではタブーの豚肉を取り入れた食事、ビーズ刺繍やバティックを用いた鮮やかな衣装、精巧で華麗な美術品の数々など、彼らの文化を彩るのはどれも愛らしく美しいものばかりで、とても魅力的だ。
その文化に魅せられた著者が、旅行者にも親しみやすいようにプラナカン文化を紹介した一冊。ショップリストなども巻末に載っているので、マレー半島に旅するときには一読したい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 旅に出たい
感想投稿日 : 2008年11月23日
読了日 : 2008年11月23日
本棚登録日 : 2008年11月23日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする