メキシコの偉大な建築家、ルイス・バラガンの遺した業績を、バラガン邸をはじめとするいくつかの建築物を紹介することによって取り上げている。
バラガンの、「空間を閉じて・開く」家に対する考え方と手法や、独特の色彩感覚について説いてくれる文章はわかりやすく、建築の素人である自分にもすんなりと理解ができた。
多くの頁を割いたグラビアはふんだんで贅沢という他なく、先の文章の理解にもつながる。
後発の類字本(とんぼの本)をこの前手にしたばかりだが、完全に本作のトレースに近かったな、と思う。それだけこの本が完成されているんだろう。
読書状況:読み終わった
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好奇心が満たされる
- 感想投稿日 : 2010年4月26日
- 読了日 : 2010年4月26日
- 本棚登録日 : 2010年4月26日
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