追悼のための再読。
最初に読んだ時には、とても衝撃だったが、
冒頭に出てくる「ストウハ」。
どういう意味なのかすでにわかっているので、じんわりした。
母さん、僕のあの帽子、どうしたでしょうね。夏、碓氷から霧積へ行く道で渓谷に落としたあの麦藁帽子ですよ。
西条八十の詩集。麦わら帽子。
谷井新子がグッジョブ。
伏線が繋がっていく。
昭和の名作。
今でもキラキラしているすごい本だと思う。
あとがきでわかった。
作者の森村誠一さんは、
人間性を尊重した小説が書きたかったのだと。
ご冥福をお祈りいたします。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年7月25日
- 読了日 : 2023年7月25日
- 本棚登録日 : 2023年7月25日
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