書物狩人シリーズ、5作目。
書物狩人という裏の稼業については当然ながら特殊な、SFまがいの設定だけれども、本に纏わる歴史ミステリの方は史実を絡め、全く荒唐無稽だと思えない妙なリアリティを醸し出していて面白かった。アナスタシアにマッカーサー、切り裂きジャックと、手垢がつくほど多く扱われる歴史キーワードだけれど、やっぱり惹き込まれちゃう。最後はミスター・クラウンとの対決。シリーズものらしい登場の仕方で、今後の展開にも期待を寄せたい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
赤城毅
- 感想投稿日 : 2016年6月1日
- 読了日 : 2016年6月1日
- 本棚登録日 : 2016年5月18日
みんなの感想をみる