風の如くシリーズ、3作目。高杉晋作編。
久坂玄瑞が討死にした「蛤御門の変」以後、第一次・第二次長州征討に対して長州はどう抗ったかを描く。
この激動の幕末の時代を長州側から読んだことがあまりなかったので、このシリーズは3冊を通して非常に興味深く読めた。吉田松陰、久坂玄瑞、そして今回の高杉晋作。風倉平九郎を主眼に置くことによって、あくまでも客観的に彼らを見ることが出来、感情移入しつつも冷静に読むことが出来たように思う。
これで完結なのか、続くのか。次に平九郎が見定める男の生き様を読んでいきたい気もする。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
富樫倫太郎
- 感想投稿日 : 2016年10月28日
- 読了日 : 2016年10月28日
- 本棚登録日 : 2016年10月28日
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