火付盗賊改・中山伊織を主人公とする連作短編集。
著者の江戸モノ、久し振りに読んだ。これまでの江戸暗黒モノと違い、徴悪モノであるためか、随分グロさは控えめ。それでも拷問の描写は正義の味方の割りにキッツイけど。
多少結末にやりきれなさが残ったりするけれど、一話一話、読後感は良い。主人公の伊織を始め、彼を支える同心達のキャラも良く、好み。ボスキャラの盗賊頭・黒地蔵の金兵衛がまだ残っているので、シリーズ化されるのかな。楽しみ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
富樫倫太郎
- 感想投稿日 : 2013年1月22日
- 読了日 : 2013年1月22日
- 本棚登録日 : 2013年1月16日
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