ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2017年2月25日発売)
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感想 : 581
5

この物語も、いよいよ大詰めです。
佳境に入ってきました。

まず、今までと違って、最初に登場人物表がついています。
そして、相関図まで載っています。
相関図は、栞子さんの家系図と、大輔の家の家系図の二つあります。
栞子さんは自分が、父のライバルの古書店主、久我山尚大の孫であるということを、知ってしまいます。

そして、脇役の坂口夫妻には男の子誕生。
志田は行方不明。
田中は服役中。
文香は受験生です。
大輔と栞子さんは結婚を前提に付き合っています。

この回では久我山尚大のところで、昔働いていた、舞砂道具展の吉原喜市が登場して、栞子さんに今度は振り市で、シェイクスピアのファクシミリの赤、白、青の三冊の中からファースト・フォリオの本物1冊を、中身を見ないで母の智恵子と争ってせり落とすようにという無理難題をふっかけます。
文香の学費が欲しい栞子は受けてたちます。
智恵子は、大輔のことを栞子にとって存在価値のない人間だと大輔に告げます。

7巻も引っ張ったのだから、一体どういう結末が待っているのかと思いました。
今まで登場した、古書店の店主たちも一堂に会します。
本、一冊がもの凄い値段で取引されていきます。
圧巻!
どのくらい凄いかというと、ネタバレですが、家が2軒は買えるくらいの値段です。
大輔も、最後に、大活躍します。

そして大輔と、栞子さんは…。
もう、おわかりですよね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2020年3月16日
読了日 : 2020年3月16日
本棚登録日 : 2020年1月11日

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