金環日蝕

著者 :
  • 東京創元社 (2022年10月31日発売)
3.95
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本棚登録 : 1360
感想 : 166
5

10月の木曜、大学からの帰り道、森川春風(はるか)は顔見知りの小佐田サヨ子70歳が家の前で引ったくりに遭うのを目撃します。
そこで、北原錬という高校生と知り合い、引ったくりを追いかけようとします。

けれども当のサヨ子が「警察には届けない」というので独自に、春風と錬は一緒に犯人を突き止めようとします。

錬の家は母が離婚して母子家庭で母の由紀乃、双子の中学生の弟と妹の陽、翠がいます。


ミナミという偽名を使っている理緒は、母と妹の高校生奈緒がいます。
父と母は離婚して、生活費を稼ぐために理緒は飲み屋でアルバイトをしています。
そこで、出会ったカガヤという一見若く見えるけれど一度結婚して高校生の子どもがいるという男性に高額収入が得られる仕事をもちかけられ引き受けます。
その仕事とは詐欺師の下働きの擦り屋でした。
けれども、理緒はカガヤの人間性にとてつもない魅力を感じて惹かれて行ってしまいます。

まず、1回目の謎解きで錬の父親が誰かが判明し、錬が引ったくり犯を追っている本当の理由がわかります。

そして、ラストで思いもかけなかったすべてが明らかになります。


出てくるキャラクターが現代的で皆、魅力的でした。
まず、変装していくつかのキャラクターを持つ錬。弟、妹想いで、人当たりがとてもスマートです。会話から頭のよさを感じさせます。
錬の弟の陽と翠の明るくて兄思いのとこ。特に陽はお兄ちゃん命です。
由紀乃の頭脳明晰で明るいところは家族関係のよさが伺えて、読んでいてとても楽しかったです。





以上がレビューですが、
今日は、ブクログの皆さまにお願いがあります。
昨日、ブク友さんのさてさてさんと話し合ったのですが、ブクログさんに改善して欲しいと思う点がありました。
<ブクログ内の三点の改善>
①ブラウザ版でいいね!してくださった方のアイコンおよびクリックリンクの復活。
➁ブックリストの文字数上限を300字程度まで拡大。
③ブックリストにコメント機能の追加。
以上3点をとりあえず改善して欲しいということになり、さてさてさんが、
ブクログ談話室<ブクログのここを改善して欲しい>に投稿してくださいました。
もし、御賛同を得られる方がいらっしゃいましたら、談話室へとんで、さてさてさんの御意見にいいね!を押してくださると大変嬉しいです。よろしくお願いいたします。あとから、さてさてさんも、わたしのこのレビューのコメント欄にいらしてくださるので、コメント欄も御覧くださると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。
ブクログでもっと、皆さんとよりよいコミュニティを築いていけたらと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2023年1月3日
読了日 : 2023年1月3日
本棚登録日 : 2022年11月23日

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コメント 21件

さてさてさんのコメント
2023/01/03

まことさん、ありがとうございます。
ブクログは読書を愛する人の素晴らしい集いの場です。私は女性作家さんの小説限定で読書を続けておりますが、今回、まことさんがレビューされた阿部暁子さんは全く存じ上げない作家さんであり、女性作家さんという括りでも読むことが叶わなかったかもしれません。まことさんのレビューで「金環日蝕」というこの作品、とても興味がわきました。キャラクターが魅力というのは、読書で何よりも重視しているものであり、期待度MAXです。私は読みたい本は手元メモに記していますが、早速追加させていただきました。まことさん、出会いの機会をありがとうございます。2023年中に初読み作家さんとして本棚に登録できるよう計画したいと思います。

このように、本の出会いの場としてブクログがさらにより良いものとなっていきますよう、まことさんにも書いていただきましたがブクログの改善要望をまとめさせていただきました。皆さまにもさまざまなお考えがあるかと思いますが、この三つは、そう特異な意見とも思いません。こちらを「談話室」の「ブクログのここを改善して欲しい。」にあげております。もし、このコメントをお読みいただいた方でご賛同をいただける方がいらっしゃいましたら「談話室」の”○”ボタンを押していただきブクログ社の皆様に声が届けばと願っております。よろしくお願いいたします。なお、「談話室」のこのボタンは押しても誰が押したかはコメ主でもわからない仕様となっているようですので、普段”いいね!”を押したりされない方も押されたことは分かりませんので大丈夫でございます。

まことさん、ありがとうございます。

どうぞよろしくお願いいたします。

◎ ブクログのここを改善して欲しい。
https://booklog.jp/q/333

まことさんのコメント
2023/01/03

さてさてさん♪
阿部曉子さんは私も初読み作家さんで、今、他にどんな作品を書かれているのか検索してみたら、他にも2作作品があり面白そうでした。
私も、読んでみるかもしれません。

そして、ブクログの皆さま
今回の私とさてさてさんの要望は、結構皆さまが思っていることではないかと思います。
いいね!ボタン、よろしくお願いいたします。

さてさてさんのコメント
2023/01/03

まことさん、ありがとうございます。
阿部暁子さんって、本田翼さん主演の「アオハライド」の方なんですね。結びついていなかったです。なるほど。ありがとうございます。年度内はないと思いますが、年内に読みたいと思います!

さてさてさんのコメント
2023/01/03

M✩Oさん、ありがとうございます!声が届けば良いなと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

まことさんのコメント
2023/01/03

まおちゃん♪

ありがとう!
まおちゃんも、ブクログの方にもレビュー寄せてください♡
待ってるよ!

まことさんのコメント
2023/01/03

さてさてさん♪
「アオハライド」って実は知りません。
原作をかかれたのかな?
とりあえず、小説を2冊登録してみました。

shukawabestさんのコメント
2023/01/03

shukawabestです。
まことさん、明けましておめでとうございます。上のさてさてさんの要望に「いいね」しました。
一つ前のレビュー、「バールの正しい使い方」面白そうですですね。僕も読んでみたいと思います。
今年もよろしくお願いします。

まことさんのコメント
2023/01/03

shukawabestさん♪
新年明けましておめでとうございます。
「いいね!」ありがとうございます!
『バールの正しい使い方』面白かったです。
是非読まれてみてください。
shukawabestさんの、レビューも楽しみにしています。
今年も、どうぞよろしくお願いいたします。
shukawabestさんにとって、素晴らしい年になりますように!

おびのりさんのコメント
2023/01/03

あけましておめでとうございます。
まことさん、皆さま。
さてさてさんの要望 いいね してきました。
いつも丁重なレビューを参考にさせていただき、ありがとうございます。

まことさんのコメント
2023/01/03

おびのりさん♪
新年明けましておめでとうございます。
「いいね!」ありがとうございます!今日のお昼頃から、全然いいね!がこなくなったので、すごく嬉しいです!
おびのりさんに、以前お薦めお願いした本も、もう少ししたら読もうと思って、今、積んでいます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
おびのりさんにとって、素晴らしい年になりますように!

さてさてさんのコメント
2023/01/03

まことさん、shukawabestさん、おびのりさん、ありがとうございます。
皆々さまのお陰で「談話室」では見たことのない?16もの”いいね!”を既にいただいております。ブクログのご担当者の方に声が届けば良いなと思います。
早いもので三が日も終わってしまいますが、引き続きよろしくお願いいたします。

hiromida2さんのコメント
2023/01/04

あけましておめでとうございます(✳︎´∨︎`✳︎).°。
まことさんのレビューいつもながら、興味がわき
読みたくなります✩︎*そして…早速、
さてさてさんの談話室にて改善点
いいね!しました(ت)♪︎

まことさんのコメント
2023/01/04

hiromida2さん♪
新年明けましておめでとうございます!
貴重な1票のいいね!ありがとうございます。
この本もキャラクターが生き生きとして面白かったです。
よかったら、是非読まれてみてください。
今年もよろしくお願いいたします。
hiromida2さんにとって素晴らしい1年になりますように!

さてさてさんのコメント
2023/05/21

まことさん、みなさん、こんにちは!

談話室の方にも書き込みましたが、2023/5/20のアプリの仕様変更で文字数200字上限に対する回答?として、文字数カウントの機能がつきました。談話室のものと同じ機能です。まあこれで少しは投稿の際の作業(文字数調整)がやりやすくはなりましたが、でもね…という感じです。今回の改修には投稿画面の大きな変更を伴っていますので、これでブックリストまわりの対応は当面終了ということなのだと思います。上限は変えない、コメントはつけないということですね…。
それにしても200字という上限設定にそこまでこだわる理由はどこにあるのでしょうか?どうしても理解出来ないです。ご担当の方に是非ともその主旨をお伺いしたいです。
ブクログのアプリはライバルの読メのものに比べてデザイン面で圧倒的に秀でています。比較できるレベルにさえありません。しかし、使い勝手が必ずしも良いとは言えない部分も多々見受けられます。恐らくですが、システム担当の方はブクログアプリを普段使いされていないのではないか?とお見受けします。2023/5/20のアプリの仕様変更では『通知』画面から、『通知』くださった方の本棚へダイレクトにとぶことができなくなりました。普段使いされていれば、ここのリンクを切る判断はありえません。デザイン面での洗練度が上がったことは大歓迎ですが、使い勝手としての結果的改悪はとても残念です。
まあ、私たちユーザーは与えられた環境下で暮らす他ないので使い方でカバーしていく他ないのでしょうけどね。
ただ、一方で、そもそも論として、無料のアプリに地道な改良を繰り返してくださるブクログ関係者のみなさまへの感謝の気持ちは忘れないようにしたいと思います。よくやってくださっていると思います。ありがとうございます。
いずれにしましても、現時点で35もいいね!をいただいた談話室の投稿にご協力いただいたみなさま、ご協力どうもありがとうございました!
今後ともよろしくお願いします。

まことさんのコメント
2023/05/21

さてさてさん、皆さま、こんにちは♪

ブクログさんからの回答が、5月20日に出たということで、私も談話室に行って、コメントをしてきました。
ご協力頂いた皆さまありがとうございました。
ただ、ご協力くださった、35名の方の、ほとんどは、ここの、コメント欄を見てくださっていないと思われます。
見てくださっているのは、ここに、コメントを残してくださった、わずかな方のみです。
さてさてさんが、もし、ブクログさんに、主旨説明を求められるのであれば、もう一度、談話室に票を集めますか?
よろしければ、また私も協力させていただきますが、やるのなら、さてさてさんの、レビューの、コメント欄に書き込まれたほうが、票が多く集まるかと、思います。
さてさてさんの、いつのレビューに書き込まれるか、もし、教えていただければ、私もコメントしに参りますが、いかがですか。

さてさてさんのコメント
2023/05/21

まことさん、ありがとうございます。
なかなかユーザーの希望というのも叶わないものですね。談話室を過去に遡って見ていくとそれなりに同意を沢山集めたものがあるのも分かりましたが、だからといってその要望が実現しているわけではないですね。
↑にも書かせていただいた通り、無料のアプリを利用させていただいている身としては、結局、そんなものなのかなあと思いました。また、あの場はあくまで談話室なので管理されていらっしゃる方も直接の要望とも思われていないのだと思います。
また、これが有料アプリなら意見する権利があるのでしょうけど、結局は無料なので…ということかなあと思いました。
月500円で限定機能が使える有料版が出たら、ブクログであれば私は申し込んでも良いかなあと思います。それくらい、ブクログは今の私の生活には欠かせないものになっていると感じています。
今回、直球ど真ん中で、ブラウザ版には一切影響のないアプリ版限定機能であるブックリストの大改定というメジャーバージョンアップが行われ、そこでも文字数据え置きという判断になってしまったということは、もう変更されるおつもりは一切ないという宣言とも感じています…ということですっかり萎えてしまいました…。
話は逸れますが、まことさん、100を超える”いいね!”のレビュー本がおありだと思いますが、100を超えるとアプリを使ってもどなたが”いいね!”をしてくださったかが分からなくなってしまうことに気づいていらっしゃるでしょうか?私はこれにかなりショックを受けています。どうやっても知る術がないのです。コロナ禍が原因だと思うのですが、ここ二年ほどでブクログ全体の”いいね!”の数がすっかり多くなりました。二年ほど前までは、今はいなくなられましたが、nejidonさんが毎日のように投稿され多数の”いいね!”を集められていましたが、それでも50から60が目一杯の時代でした。ブクログの利用状況が大きく変化し、システム的には厳しい部分も出てきているのだろうなと思います。数日前も、またシステムエラーが頻発していましたよね。
改善いただきたい点は多々ありますが、限られた予算?の中では難しい部分もあるのかなあ?と。そうであるなら、↑した有料版もあって良いかなあと思った次第です。まあそれでも改善されるかわかりませんけどね。また、無料版は今と同じ機能を用意し続けないとユーザーが一気に逃げる懸念もあるでしょうし。読メに移ってしまったユーザーも結構います。
いずれにしても今回大改定がされましたから、もう少し様子をみてみようかと思います。すみません、萎えてしまって…。
ブクログさんにはとにかく頑張っていただきたいのです!

まことさんのコメント
2023/05/21

さてさてさん♪
では、特にまた、フォロワーさんの票を集めてどうのこうのしましょうという話では、なかったのですね。
わかりました。
いいね!が100を超すとどなたがいいね!したかわからなくなるというのは、気がつきませんでした。
月500円の限定機能が使える有料版ですか。申し込むかもしれませんが、他の皆さまも、同じ機能がついていないと、使えないこともあるような気がします。
私は、最近、読書より、短歌に夢中になってきていて、娯楽の為の読書の意味について、考え始めています。
読書以外の趣味ができてしまった弊害かもしれません。
なんで、毎日、必死になって私は娯楽本を読んでるんだろう。
とか、考えているけれど、スパッと止めることも、できないんです。

さてさてさんのコメント
2023/05/21

まことさん、
そうですね。あまりやり過ぎてみなさんが引いてしまわれても…という思いもありますね。でも、今回盛り上がれて良かったと思っています。まことさんともやりとりさせていただいて三年ですよね。リアル世界以外で繋がれる方がいるのはとても貴重だと思っています。これからもよろしくお願いします。
まことさんは、今、短歌に執心されていらっしゃるのですね。自分で作品を生み出されるようになることは、とても素晴らしいことだと思います。レビュー公開はもう少し先になると思いますが、ようやく「源氏物語」を読み終えました。物語と短歌が一体になった世界は独特な読書を体験させてくれました。短歌も良いですよね。
それと、”娯楽本”…まあ言ってしまえばそうなんですよね。読んだからどうということもないですし、それは私も最近思うことがあります。↑で二年前のことを書かせていただきましたが、あの当時ブクログでやりとりさせていただいた方も、あの方この方と随分といなくなられました。まあ、所詮は趣味の世界に過ぎませんよね。それで、まことさんが短歌のことを含め今のお気持ちを書いてくださったので、私も書かせていただきますが、私も最近、読書にそれほどには意味を見出していません。お気づきかもしれませんが、私はすっかり”創作”に目覚めました。まあ、これを”創作”と言って良いのかわかりませんが、ようはブクログに書くレビューのことです。覚えていらっしゃらないかもしれませんが、以前、たけさんもいらっしゃる場で私は、クラシック作曲家のブルックナーの創作スタンスに憧れていて、その考え方を目指したい、と書かせていただきました。ブルックナーという作曲家は生涯一つの定型とも言える交響曲の形をひたすらに高めていくことに一生を捧げられた方です。そして、私はそんなブルックナー同様に私が理想とするレビューの形を追求してきました。最近、自分の中で理想とする自分のレビューの形が出来てきたと感じています。もちろん、どこまでいってもただの自己満足に過ぎませんが、私がブクログを続けるのは、またこの場に時間を使うのは、ただただ自分の理想とする形式のレビューを書くためだと思っています。まことさんの命題への私のお答えは、レビューを書くためです。まあ、副産物もあって、会社でたまに書かされる仕事の原稿が苦でなくなったということがあります。2,000字とか字数を指定されると、以前なら書けないよーと悩んでいたのが、今ではもっと字数寄越せ!と思うようになったのはブクログの長文レビューあってのことです。
ということで、女性作家さんの作品を全て読むなんてことが不可能なことは流石にわかっていますが、1,000レビューを目標に取り敢えずはこの場を続けていくつもりです。

まことさんのコメント
2023/05/22

さてさてさん♪
前のコメントに「娯楽本を必死に読んでいる」なんて、読書の価値を否定するようなコメントしてしまいましたが、私は今、いらない本の整理をしている真っ最中だったんです。図書館で借りて読んでいる本もありますが、冬場はいけないし、夏場も結構本を買っています。でも、小説は私は1度しか読まないので読んだらほとんど(好きな作家さんを除いて)ブックオフなんです。なんか、本を片づけながらお金を捨てているような気持ちになってきてしまって…。残しているのは詩集、歌集、好きな作家さん、古典的小説のみで。ミステリーなんて、全部ブックオフです。
でも、ブクログはやっぱり、ブク友さんの方々とのやり取りが楽しいので、コロナ禍で外にも出ていけないし、大切な場です。
さてさてさんは、レビューを書かれることにやりがいを見出しておられるのですね。私も決まった型などはありませんが、読み終わってレビューを書いている時の方が至福を感じられます。(たいしたレビューではないのですが)書くのが好きで、書評という形が自分に合っているのだと思います。(ブクログにはこういう方が多いのではと推測します)
お馴染みだった、昔からのフォロワーさんも、どんどん抜けてきていますね。こうしてさてさてさんとコメントをやり取りできるのは私にとってもとても嬉しいことです。
1000レビューなんておっしゃらずに、2000レビューくらい、さてさてさんにも目指して欲しいものです。

さてさてさんのコメント
2023/05/22

まことさんもレビューを書かれるのを楽しまれていらっしゃるのですね。ブクログのレビューは↑で話題にさせていただいたブックリストと違って字数制限がないのが良いですよね。この点はこの先も絶対に変更してほしくないです。
みなさんとのやりとりもありがたいですし、息抜きの場としてこれからも大切にさせていただきたいと思います。
2,000レビューと聞くと気が遠くなりそうですので(笑)、取り敢えずは1,000目指して頑張りたいと思います。今のペースであと二年…続いているでしょうか?
これからもよろしくお願いします!

まことさんのコメント
2023/05/23

さてさてさん♪
こちらこそよろしくお願いいたします。

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