「手紙屋」 ~僕の就職活動を変えた十通の手紙~ (喜多川 泰シリーズ)

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  • ディスカヴァー・トゥエンティワン (2007年8月15日発売)
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西山諒太は大学四年生になったある日、手紙屋という広告をみつけ、就職活動をしながら手紙屋と十通の手紙を交換し、成長していくストーリーです。
最後には手紙屋の正体も明かされます。

私は、就活はずいぶん昔の話になりますが、就活前の学生さんにはぴったりなストーリーであると思います。
就職とは少し違いますが、人生とは何かということを考えるのについては、私のような人生半ばを過ぎた年齢でも、得るところはあったとは思います。

ただ、私の歳まで、生きていると本当に情熱だけで、夢が叶うものなのかという、全く夢のないことも考えてしまいますが…。情熱が足りなくて、夢が叶わなかった者の愚痴でしょうか。でも、人生まだ、終わったわけではないので、夢を全部あきらめてしまうことも、まだ、ないかもしれないという、希望は全然ないわけじゃありません。(だから、まだ、こうして自己啓発書の類を読んでいます・笑)
喜多川泰さんの自己啓発本は4冊目で、今までの本は星5をつけさせていただきましたが、この本は、他の著者の自己啓発書やビジネス書と考え方が違うようなところもあり、?と思うところもあり、全部信用することはできないので、私は星3つにさせていただきました。


全部引用すると、長いので、後半5通の手紙より、諒太が学んだこと。

○ある仕事が自分に向いているかどうかは、やってみなければわからない。向いていると思う職業は幻想。
今の自分に向いている職業を探すよりも、考えただけでワクワクするような目標を持った会社を探すこと。
向いている職業を探すのはやめて、興味を持てる会社を探す。
○人が夢を持つと、目の前には必ず壁が現れる。
重要なのは、『目の前にあるものに全力を注いで生きること』この生き方をするだけで、どこで何をしていても成功は約束されている。
大事なのは、その船が何を目的として航海をするか。
○あなたの夢が実現した世界では、あなたは世の中の多くの人たちから必要とされ、期待され、その人たちの幸せな生活にとってなくてはならないものを生み出す貴重な存在として生きていることになる。
あなたは何をして将来多くの人たちを幸せにしますか?
あなたの活躍でどう変えますか?
○どうすれば、きれいな部屋がずっときれいなままいられるか。‘掃除を習慣化すること‘→自分を変えてくれるような本を読み、自分の意見を書き綴っていく→自分を磨くことができる。
常に動き続けること→行動を始めること→転がる石に苔はつかない。
○夢を叶えるために、才能は必要ない。
必要なのはやりたいという『情熱』。
『情熱を頼りに生きることが決まったら、やるべきことは『行動』すること。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自己啓発 就活
感想投稿日 : 2020年3月7日
読了日 : 2020年3月7日
本棚登録日 : 2020年2月22日

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