中ほどはもたついたけど、後半の種明かしからの展開はやはり面白い。
「言葉」についての思索を展開するだけあって、体言止めと多発してた1作目の「雪風」っぽさは消えて、最近の神林作品になった感じ。
そのせいもあってか、ちょっと丸くなったとも感じるが、1作目ラストの衝撃を求めることは難しいのは当然でしょう。
1作目は主人公と雪風、それぞれについての話、2作目は雪風との関係性についての話、そしてこの3作目は雪風と人類の関係性の話。
とくると4作目はジャムについての話にならざるを得ないか。でもそれは読みたくないな。ジャムが人類に興味を持ってるだけでもちょっと興ざめなんだもの。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年10月26日
- 読了日 : 2014年10月26日
- 本棚登録日 : 2014年10月26日
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