1992年発売当時、夢中になって読んだ検屍官シリーズが読みたくなり、2作目を再読。
前作同様、殺害現場や被害者の体から採取された微細な証拠類を顕微鏡やレーザーで一つ一つ分析したり、暖炉の中から拾い集められた紙の燃えかすをピンセットを使って丹念に調べ、ゴマ粒大の大きさの字を読み取っていくなど、綿密な科学捜査の実態が克明に描かれている点がおもしろい。
前作ではケイの声が犯人を引き寄せてしまったが、今作でもケイの金髪が犯人を引き寄せ、犯人に襲われることになるというお決まりのパターンだったが、警戒心を抱いている女性にドアを開けさせる犯行の手口に戦慄させられた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
翻訳ミステリー
- 感想投稿日 : 2016年10月16日
- 読了日 : 2016年10月16日
- 本棚登録日 : 2016年10月16日
みんなの感想をみる