二つの物語が少しずつ互いに影響を及ぼし合いながら重なる感覚がすごく良かった。「こういうことだろうな」と思って読んでいたものが覆される展開が何回もあって最後まで楽しめた。
普段はあとがきや解説は少し読んで「もういいや」になってしまうことが多いけどこの作品の解説はすごく面白かったし、そこまでしっかり読むことで更に物語に対する理解が深まると思う。初読はもちろん面白いけど一回目だけじゃ拾いきれない細かい伏線も再読ではしっかり分かって読んでいて楽しかった。個人的には同著者の好きな作品で扱われていたものがこちらの作品でも登場していて少し嬉しかった。
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- 感想投稿日 : 2024年4月6日
- 本棚登録日 : 2024年4月6日
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