世界はシステムで動く ―― いま起きていることの本質をつかむ考え方

制作 : 小田理一郎 
  • 英治出版 (2015年1月24日発売)
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本棚登録 : 1341
感想 : 87
5

世界を理解するためのバイブルと言っていい。
その意味で、J.E.ラブロック のガイア論と
並んで、私のおススメ図書の5本の指に入る。

ガイア論は地球の恒常性を示したもので、
提示的、啓発的だが、
本書は自然に加え、社会やその設計を志向する点で
より工学的、実践的。


世界は、単純な要素が繋がって、
複雑な挙動を示す。

システム思考家は、世界を
フローの操作によってその水準を調整するメカニズムが付いているストックの集合体
と見ている。

そうですね!私もシステム思考家に
なっていきますとも、ええ。

これまで私が無意識、経験的に見つけて会社や家庭で作ってきたいくつかのうまくいく仕組み、
つまり、持続可能でシステムを自律的に改善、維持する仕組みと、その維持方法が、
この本で体系的に整理されている。


著者のドネラ・メドウズの、人類がよりよい未来を築くためのポイント
・ビジョンを描く
・仲間をつくる
・真実を語る
・学習する
・慈しむ
これも自分のモットーに加えよう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 社会の仕組みづくり
感想投稿日 : 2019年10月13日
読了日 : 2019年10月1日
本棚登録日 : 2019年10月1日

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