竜の戦士 (ハヤカワ文庫 SF 483 パーンの竜騎士 1)

  • 早川書房 (1982年8月18日発売)
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本棚登録 : 257
感想 : 20
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SFというよりはファンタジーかなあ。ああ、でも最後のSF的要素は、やっぱりすばらしい。

大巌洞、洞母、糸胞、感合の式などなど、よくぞ訳したなあと思う言葉がたくさん。今の翻訳だったら、きっといくつかはカタカナのままにしちゃうんだろうな。でも世界のしくみや成り立ちなどは、こういう工夫によってよくわかったように思う。

会話は、ときどき「?」となるものがあったかな……。登場人物同士が言葉を交わしたあと、すごく腹を立てたり、大笑いしたりしているのに、会話の内容を読んでも、それのどこがそういう作用を及ぼしたのかがわかりにくいというような。

ドラゴンものって、いつごろからあるんだろう。心が通じ合う愛らしい生き物なのに巨大ですさまじい力を持っているっていうのはやっぱり魅力的だなと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ファンタジー
感想投稿日 : 2016年6月22日
読了日 : 2016年6月22日
本棚登録日 : 2016年6月22日

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