SFというよりはファンタジーかなあ。ああ、でも最後のSF的要素は、やっぱりすばらしい。
大巌洞、洞母、糸胞、感合の式などなど、よくぞ訳したなあと思う言葉がたくさん。今の翻訳だったら、きっといくつかはカタカナのままにしちゃうんだろうな。でも世界のしくみや成り立ちなどは、こういう工夫によってよくわかったように思う。
会話は、ときどき「?」となるものがあったかな……。登場人物同士が言葉を交わしたあと、すごく腹を立てたり、大笑いしたりしているのに、会話の内容を読んでも、それのどこがそういう作用を及ぼしたのかがわかりにくいというような。
ドラゴンものって、いつごろからあるんだろう。心が通じ合う愛らしい生き物なのに巨大ですさまじい力を持っているっていうのはやっぱり魅力的だなと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ファンタジー
- 感想投稿日 : 2016年6月22日
- 読了日 : 2016年6月22日
- 本棚登録日 : 2016年6月22日
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