校長先生の発案で、読んだ本の冊数を競い合うことになったフランクリン小学校の生徒たち。読書家のケルシーは一番になりたくて、授業中も本を読んでしかられたり、家族の行事に出ることをこばんだり。自分より冊数の多いサイモンが、ずるをしているんじゃないかと疑って、本当に本を読んでいるかどうかたしかめようと、自宅をのぞきにいったりも。
まあ、そんなちょっとまちがった方向への熱意が、だんだんと友情につながったりして、最後は児童書らしくうまく着地するんだけど。
じつはこの、本の冊数をきそうっていうの、わたしも小学生のときおぼえがあるのだ。同じクラスの女の子が、短編集のなかの物語一編ずつを本一冊として登録していて、ずるいと怒ったけど、先生にはのれんに腕押しだったという……(^_^;; 子どもって、そういうことにムキになっちゃうけど、大人は自分で言い出しておきながら、そんなのどうでもいいんだよね。読書振興が目的だからなんだろうけど。でもそれだったら、はじめから競わせないほうがいいんだよな。
なんてことを思い出したりしました(^_^;;
最後のブックガイドがとてもちゃんとしていて感動。
こういうのって大切だと思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
児童書
- 感想投稿日 : 2018年1月8日
- 読了日 : 2018年1月8日
- 本棚登録日 : 2018年1月8日
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