いわゆるアラフォー世代の女性を主人公とした短編集。
セクシャルな表現がお題だったのか、
これまでの作品の中では一番性的描写がストレートで多いお話。
何歳で、どんな立場で読むかで評価も心を押す強さもまったく違うだろうな。
主人公たちに共感することは正直できなかったというのに、
感情の機微を捉えるのがとてもうまいので、十分ひりひり感が伝わってくる。
女はいくつになっても女だけど、悲しいことに端から見ると女がいつまでも「女」で居続けることは痛かったり、みっともなかったりする。
それがわかっていながら、でもいくつになっても女でいたいと思う、諦めと本能のギャップの生々しさが苦しい。
そして男はとことんずるい生き物だ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
恋愛
- 感想投稿日 : 2012年2月14日
- 読了日 : 2012年2月13日
- 本棚登録日 : 2012年2月14日
みんなの感想をみる