出張中の会社員たち5人、おじいちゃんと小学生の孫、新婚旅行カップル、ガタイのいい白人、機長の飼い犬のセントバーナード。
小さな飛行機は海上で不時着し、遭難。ゴムボートで生き残ったメンバーが漂着した島は一体どんな島なのか。
会社員たちは上下関係がきっちりしてて、パワハラ上司たちはいずれ救助隊が来て助けられると思いこんでる。
微妙な距離感の新婚カップルは絆を深めることができるのか。
救助隊は予想に反してすぐには来ない。
どんなところなのかを見極めるために探検し、無人島だとわかる。非常食の他に食糧を求めて海で魚を、森に果実とキノコを。
サバイバル生活はいつまで続くのか。
平和ボケの我々現代人が、どうやって生き残っていくのか、会社員らしく振る舞うのをやめて、それぞれが人間として生きることに一生懸命になって逞しくなっていく物語。
それぞれの視点もリアル。
途中、食糧事情が悲惨な時にセントバーナードは仲間から離脱して野生に返ったかのようになったんだけど、その犬が終盤に再登場して犬の事情がわかって時には涙が出た。
面白かった〜
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2022年に読んだ本
- 感想投稿日 : 2022年10月16日
- 読了日 : 2022年10月16日
- 本棚登録日 : 2022年10月16日
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