ストーリー自体に意味があるのではなく、主人公の思索の方に重きがおかれている。
ある一つの事からいつの間にやら別のことを考えている。実際にはよくある事だが、文章で書かれると作者の深い教養に裏打ちされた語彙の豊富さと、それに対する注訳に圧倒されてしまう。
いずれにしてもなかなか手強い作品で、時間を置いて再読してみるつもり。ただ、一部ではあるが音読してみて、そのテンポのよさを感じることが出来たのは良かった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年5月5日
- 読了日 : 2013年5月4日
- 本棚登録日 : 2013年4月15日
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