高村光太郎先生はなかなか原稿を渡さないが、組み上がったゲラには誤植以外には赤を入れなかった。どうしても変更修正したい場合はその旨の手紙をつけて渡したという…(DTPに携わる者にとっては、なんと素晴らしい先生だ!)など、活字の事など若干古い内容もあるけれど様々な年齢や立場の書き手が誤植に対して色々書いていて面白かった。同じ言葉でも漢字にしたり、時にはひらいたり不統一なのを指摘された事への苛立ち、校正ミスの開き直りなど、ある意味言い訳みたいな文章が多くて笑ってしまう。
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- 感想投稿日 : 2018年9月4日
- 読了日 : 2018年9月3日
- 本棚登録日 : 2018年9月3日
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