おかあさん☆おとうさんのための行動科学

著者 :
  • フォレスト出版 (2008年9月1日発売)
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タイトルに惹かれて購入。

「あーあ、また怒ってしまった」

「自分は親にこんなに冷たくされていないはずなのに、
なんて軽くあしらってしまったりするのだろう」
と悩める母(私)の目に留まったのがこの本。


子どもにしつけを教えるときには、「行動科学」という考えに基づいた
とっておきの「教え方」があるそうです。

「行動のみに着目し、行動を分解してやり方を教え、
自分で継続してできるようにする」という手法は、
日本には、障害者教育、自閉症児の教育スキルとして入ってきました。

この手法を用いることで、どんな子でも目標に近づき、
自己表現ができるようになるのです。


「取り組み方」「続け方」には、効果的なやり方があり、
行動科学には「60秒ルール」と呼ばれるものがあります。

数々の実験の結果、
「人は、行動してから60秒以内にほめられると、またその行動を繰り返すようになる」
というのです。


これはお子どもも大人も一緒です。
実際に職場でのマネジメントでも同じことがいわれています。


では、行動科学では、どのような叱り方がいいのでしょう?

気をつけるべきポイントは、「回数」です。

「1回叱ったら、4回ほめる」
これが行動科学が推奨する叱り方です。

望ましくない行動を止めさせることよりも、
望ましい行動を増やすことが大切。

行動を増やすためには、
「ほめる」というごほうびが必要、ということです。

「なるべく叱らないようにする」ではなく、
「なるべくほめるようにする」ということを心掛ければ、ちょうどいいでしょう。

ほめるにはテンションを高めに保つ必要があるので、
演技が必要ですね。

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感想投稿日 : 2013年7月26日
読了日 : 2013年5月3日
本棚登録日 : 2013年5月3日

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