タイトルに惹かれて購入。
「あーあ、また怒ってしまった」
「自分は親にこんなに冷たくされていないはずなのに、
なんて軽くあしらってしまったりするのだろう」
と悩める母(私)の目に留まったのがこの本。
子どもにしつけを教えるときには、「行動科学」という考えに基づいた
とっておきの「教え方」があるそうです。
「行動のみに着目し、行動を分解してやり方を教え、
自分で継続してできるようにする」という手法は、
日本には、障害者教育、自閉症児の教育スキルとして入ってきました。
この手法を用いることで、どんな子でも目標に近づき、
自己表現ができるようになるのです。
「取り組み方」「続け方」には、効果的なやり方があり、
行動科学には「60秒ルール」と呼ばれるものがあります。
数々の実験の結果、
「人は、行動してから60秒以内にほめられると、またその行動を繰り返すようになる」
というのです。
これはお子どもも大人も一緒です。
実際に職場でのマネジメントでも同じことがいわれています。
では、行動科学では、どのような叱り方がいいのでしょう?
気をつけるべきポイントは、「回数」です。
「1回叱ったら、4回ほめる」
これが行動科学が推奨する叱り方です。
望ましくない行動を止めさせることよりも、
望ましい行動を増やすことが大切。
行動を増やすためには、
「ほめる」というごほうびが必要、ということです。
「なるべく叱らないようにする」ではなく、
「なるべくほめるようにする」ということを心掛ければ、ちょうどいいでしょう。
ほめるにはテンションを高めに保つ必要があるので、
演技が必要ですね。
- 感想投稿日 : 2013年7月26日
- 読了日 : 2013年5月3日
- 本棚登録日 : 2013年5月3日
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