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http://boketen.seesaa.net/article/412597182.html
6人の主人公がでてくる連作小説。
これがまあ、読んでいて笑っちゃうようなイヤな奴ばかり。姑息、卑怯、手前勝手、無責任…小汚い悪徳にまみれた6人の主人公が、明治維新から3・11大震災までの各時代を生きているさまを、ひとり語りする。とぼけた、独特の小狡さを感じさせる語り口なんだけど、読むのをやめられない。作家の芸です。
実はこの6人は、東京の地霊が憑依したものたちで、いわば同一人物の転生ともいえる、という設定。「東京自叙伝」というタイトルは、そこからきている。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年1月23日
- 読了日 : 2015年1月23日
- 本棚登録日 : 2015年1月23日
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