ようやく読み切った。
ずっと手許に置いていながら、なかなか読み進められなかった。
古文の授業で、どんな単語帳を使っていたか。
自分の学生時代のものは覚えていないのだけど、今は『古文単語の整理法』を愛用している。
巷では565やマドンナが有名か。
言葉と意味というのは、本当のところでは分かりにくいように思う。
意味調べが、ただの調べになってしまうのは、きっとそこにある。
言葉には繋がりがあって、背景があって、イメージがある。
それは言語化するのに難しいこともあり、比喩を用いた方が分かりやすいこともあるだろう。
初めの方に「きよし」と「さやけし」、「かすか」と「ほのか」という言葉を取り上げている。
同じカテゴリの中で、どう違いを感じるか。
そういう、言葉の持つ広がり、背景をていねいに取り上げてくれている一冊だった。
まさに『日本語の年輪』であり、そこから、言葉を生み出した先人の目が見えるようにも感じた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2016年
- 感想投稿日 : 2016年12月27日
- 読了日 : 2016年12月27日
- 本棚登録日 : 2016年12月27日
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