うーん。なるほど!(笑)
以前のレビューに『邪宗門』とあったのが、よく分かる。ほんとだ。
正直、細部がゴタゴタしていて読みにくい。
それに、ジョアンを目の敵にする討伐軍の目的意識も分かりにくい。蟲に感染したものをジョアンに殺されたならまだしも、バードのそれはただの逆恨みであるような。
けれど、往々にして人間の生み出す流れとは不可逆的なものなのだろう。
結局、ジョアンは何もしなくても良かったのかもしれない。
個人的にはマンデーがどう扱われるかが気になっていたので、マンデーとクロウのその後が一番しっくりと落ちてきた。
クロウ、報われて欲しかったよ、クロウ……。
解説では、この作品について賛否両論がババーンと取り上げられており、へえ、この人がこんなコメント出せるんだ(笑)って思える一見の価値あり。
しかも、この小説の前にあたる話が執筆されているようだ。
よし!読もう!と思った私は『ブラックライダー』の病み付き部分をしっかり味わえたのかもしれない。疲れたけど。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2015年
- 感想投稿日 : 2015年11月8日
- 読了日 : 2015年11月8日
- 本棚登録日 : 2015年11月8日
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