筆者のいう、「情けない時代のローマ人」の物語、というのがそのものずばり当てはまる。
死なない人間はいないし、それは国家も同じということか。
かつてローマ人が「蛮族」と呼んでいた人々に、世界の都ローマは劫掠され、西ローマ帝国最後の皇帝も退位に追い込まれる。
その最後の皇帝がローマの建国者ロムルスと、帝国の建国者アウグストゥスの名を持つ「ロムルス・アウグストゥス」なのは歴史の皮肉か。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
西洋史
- 感想投稿日 : 2013年1月29日
- 読了日 : 2013年1月26日
- 本棚登録日 : 2013年1月29日
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