主人公が昔勤めていた会社の集まりに参加する。
普段会わなくなった人たちと酒を飲み、各々コテージに泊まる。
主人公にとってこのシチュエーションが殺人にうってつけだった。
因縁のある相手を殺して勝ったと思っていたのに、次の日遺体を発見したときにまだ自分が勝っていないことを悟る。
なぜ彼女が全く別の人物のカフスボタンを握っているのか…死ししてなお主人公を脅かす女性と、その遺志を正しく汲み取る碓氷優佳の恐ろしさは…
シリーズ3作目。
犯人視点で物語が進んでいく。
殺人犯を見つける話し合いに参加する主人公が、自分が殺人犯だとバレないようにしながら彼女のメッセージについて考えなければならない。
目まぐるしく考えを巡らす主人公を冷静に追い詰める優佳に恐怖すら感じる。
また、シリーズ通して前作の登場人物が出てくるので続けて読みたくなる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2019年11月23日
- 読了日 : 2019年11月23日
- 本棚登録日 : 2019年11月23日
みんなの感想をみる