ひさしぶりに読み返した名作中の名作
教科書にも載っているらしいけれど、どうやら国語の先生方は、
「みんなで力を合わせれば、どんな困難も乗り越えられる」という
方向に読み方を先導してしまうらしい。
この本は、もっともっといろんな読み方ができる本だと思う。
赤い小魚の中で、たった1匹だけ黒くて、しかも早く泳げることの孤独感や
自分で経験を積むことで得た経験と知識を生かすことの意義とか、
そこから読み取れることは、読者の経験によってさまざまに広がるはず。
どうか読み方を限定するような指導を国語の先生はしないでほしい。
絵本の読み方に正解はないのだから。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年2月26日
- 読了日 : 2021年2月26日
- 本棚登録日 : 2021年2月26日
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