先日読んだ村上春樹氏へのインタビュー本にて川上氏が『TVピープル』に併録の『眠り』の女性の描き方が好きと言っていたので興味が湧き、だいぶ古い短編集だけど楽しんで読んだ。6編とも展開が予測出来なく、突拍子もないと思えなくもないのに読み進んでしまう。表題作も読み終えてみれば不思議な魅力。目当ての『眠り』はおもしろく読んでいたのにラスト後味悪いというかほんのり悪意を感じ、川上氏ならラストをどう描くのか、などと思ったりした。村上春樹氏の短編集は2冊くらい読んでいるけれど解説無いんだ、と本作で気付いた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
村上春樹
- 感想投稿日 : 2024年4月14日
- 読了日 : 2024年4月14日
- 本棚登録日 : 2024年4月14日
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