友達じゃなくて,戦友という二人の関係がいい。
佐紀の「歳を重ねていくこと」感が,肩に力を入れすぎずに語られている様子がいい。
長いながい喪がじわじわと明けていって,佐紀がラストシーンの場所で見たのは,景色はもちろんだけど,これから続いていく人生の,あたらしい潮目の始まりなのかなあと思った。
読み終わってから,そういえばこの人達どこかで見たことある,と思ったら,「ほどけるとける」の登場人物で,ああ,それでか,と合点しました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2010年9月8日
- 読了日 : 2010年9月7日
- 本棚登録日 : 2010年9月8日
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