汚れつちまつた悲しみに…… 中原中也詩集 (集英社文庫)

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  • 集英社 (1991年1月18日発売)
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本棚登録 : 2256
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思えば遠くに来たもんだ。

このフレーズどこかで習った。
中原中也さんの頑是ない歌だったのか。


「酒場にて」と「いのちの声」が
今の僕には印象に残った。

ゆふがた、空の下で、身一点に感じられれば、
万事に於いて文句はないのだ。
P86 /いのちの声

諸君は僕を、「ほがらか」ではないといふ。
しかし、そんな定規みたいな「ほがらか」なんぞはおやめなさい。
P198/酒場にて


繊細さ故の孤独。
それを言葉にできる天才。
自殺ではないが、早死にする運命を詩から感じた。この感覚ははじめてだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2015年7月1日
読了日 : 2015年7月1日
本棚登録日 : 2015年7月1日

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