思えば遠くに来たもんだ。
このフレーズどこかで習った。
中原中也さんの頑是ない歌だったのか。
「酒場にて」と「いのちの声」が
今の僕には印象に残った。
ゆふがた、空の下で、身一点に感じられれば、
万事に於いて文句はないのだ。
P86 /いのちの声
諸君は僕を、「ほがらか」ではないといふ。
しかし、そんな定規みたいな「ほがらか」なんぞはおやめなさい。
P198/酒場にて
繊細さ故の孤独。
それを言葉にできる天才。
自殺ではないが、早死にする運命を詩から感じた。この感覚ははじめてだ。
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- 感想投稿日 : 2015年7月1日
- 読了日 : 2015年7月1日
- 本棚登録日 : 2015年7月1日
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