気になって気になって、頁をめくる手が止まりませんでした。
権力こわい。
どんなに足掻いても、大きなものには勝てないのか?
情報こわい。
見えるものを鵜呑みにして信じこみ踊らされるマスコミと庶民。
私は感情移入が激しいので、これ読んでからというもの、パトカー見ると、恐怖を感じます。逃げたくなります。
三浦(キルオ)=『グラスホッパー』の蝉 かとも思ったんだけど、違うかな。死んじゃったし・・。
伊坂の、「死」を悲しいものとして描かないところがすきだ。この作品でも死んだ人はたくさんいるが、そこを重くしない。そこにはメッセージをこめない。
(短編集『I LOVE YOU』に入っている伊坂の作品でも、「姉」の死を軽やかに描いていた。すき。 )
最初に事件の目撃者の視点をもってきたのがいいなーと思いました。 あれこれ言いましたが、ただの伊坂へのひいき目かも。ファンです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
伊坂幸太郎
- 感想投稿日 : 2017年5月8日
- 読了日 : 2017年5月8日
- 本棚登録日 : 2017年5月8日
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