ゴールデンスランバー

著者 :
  • 新潮社 (2007年11月29日発売)
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感想 : 2190
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気になって気になって、頁をめくる手が止まりませんでした。

権力こわい。
どんなに足掻いても、大きなものには勝てないのか?
情報こわい。
見えるものを鵜呑みにして信じこみ踊らされるマスコミと庶民。

私は感情移入が激しいので、これ読んでからというもの、パトカー見ると、恐怖を感じます。逃げたくなります。

三浦(キルオ)=『グラスホッパー』の蝉 かとも思ったんだけど、違うかな。死んじゃったし・・。

伊坂の、「死」を悲しいものとして描かないところがすきだ。この作品でも死んだ人はたくさんいるが、そこを重くしない。そこにはメッセージをこめない。

(短編集『I LOVE YOU』に入っている伊坂の作品でも、「姉」の死を軽やかに描いていた。すき。 )

最初に事件の目撃者の視点をもってきたのがいいなーと思いました。 あれこれ言いましたが、ただの伊坂へのひいき目かも。ファンです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 伊坂幸太郎
感想投稿日 : 2017年5月8日
読了日 : 2017年5月8日
本棚登録日 : 2017年5月8日

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